結婚相談所ではお見合いをして結婚という流れになるのは何となく知っていますが、その過程を詳しく知らないという方も多いでしょう。実は通常の交際と変わらないステップを踏み、心を1つにしていくんですよ。そこで、今回は、お見合いからプロポーズまでの過程を詳しく説明していきます。お見合いは恋愛と違ってつまらないなんて思っている方は目からウロコかもしれません。ぜひご覧ください。
お見合い、その時までに
お見合い、これが婚活の真のスタート地点です。お相手のプロフィールを確認し、どんな方なのか、話しやすい共通の話題がないかしっかりと確認しておきましょう。人見知りな方や、話下手といった方は、相手の趣味などについて少し調べておくと当日の話題探しがラクになりますよ。当日は指定された待ち合わせ時間よりも余裕を持って到着し、お相手を待ちましょう。お相手を待つ時間もみられている可能性があるので、背筋を伸ばしスマホで時間つぶしをせずスマートに待つことをおすすめします。ホテルのティールームなど人の多い場所で、初対面の方と待ち合わせをするのは、なかなか難しいことです。写真とは衣装やメイクが違い、違った印象だったので見逃してしまったなんて話もよく耳にします。もし、なかなかお会い出来ない場合は、担当のカウンセラーや仲人に連絡を取り、その旨を伝えて指示を仰ぎましょう。自身が遅刻しそうな時も同様です。間に合うかギリギリだと判断したら、早めに連絡しておくほうがお相手の負担にもなりませんね。
お見合いから交際まで
お会いしたらまずは笑顔で挨拶をしましょう。どんなに緊張していても、お相手の印象が違ってもまずは笑顔です。これだけでお相手に与える印象もぐんとアップするから不思議コーヒーやケーキなどを注文してお見合いスタートさせ、これまでに用意した話題などを振りながら会話を進めていきます。「話しやすい」「いい方である」など好印象な場合だけでなく、悪い印象ではないのであれば次のデートに誘うのもいいでしょう。お相手も緊張して、本当の自分が出せていないだけかもしれませんよね。お見合いの席とは違ったシチュエーションのデートに誘ってみるのもおすすめです。ですが、明らかに自分とは合わない、お相手が乗り気でない時は無理に進める必要はありません。またお見合い相手を探すところから始めましょう。
交際と真剣交際
お見合いから交際へと発展するのはおよそ12の確率といわれています。ですが、結婚相談所でいう交際には、「交際」と「真剣交際」の2種類があるのはご存知ですか交際とはお見合いの後、仲人やカウンセラーを通じてまた会いたいと連絡先を交換した時から始まります。2人だけで連絡を取り合える仲ではありますが、並行してお見合いをすることもできる状態です。真剣交際はここから一歩踏み込んで、真剣に結婚を考えたいと思い、相手も了承してからの期間です。並行してお見合いはできなくなり、プロフィールも掲載されなくなります。
交際ってどんなことをするの
特にどんなことをしなければならないという縛りはありません。普通の男女交際のようにデートしたり、真剣交際となればお互いの親に挨拶にいくこともあります。ですが、最初から長時間というのはお互い疲れてしまうため、まずは2時間程度ランチやお茶をして、徐々に伸ばしていくというのがセオリーといわれています。時間がないからどんどん進めたいという気持ちもわかりますが、お互いの負担にならないよう徐々に進めていきましょう。また、基本的に自由ですが、いくつかの禁止事項があるので注意しておきましょう。
- 結婚の口約束
- 宿泊
- 宿泊を伴う旅行
- 婚前交渉
- 同棲
結婚相談所ごとに細かい違いや独自のルールが存在することもありますが、基本はこの5つです。破ってしまった場合、ペナルティーを課せられる場合もあるので、しっかりと守りましょう。
交際期間はどれくらい
交際期間は自由に決められる訳ではありません。相談所によって異なりますが、多くは3ヶ月、長くても6ヶ月で成婚するのか、交際を中止しお見合いから始めるのかを選ばなければなりません。こんなに早く決められないと思うかもしれませんが、お見合いからプロポーズに至るまで、平均のデート回数は15回ほどとなっています。
お見合いの交際期間と恋愛の違い
人生の伴侶なのにそんなに短期に答えは出せないとお思いかもしれませんね。恋愛結婚のみなさんは数年付き合って結婚という方も多く、このスピード感は結婚相談所ならではのものといえるでしょう。なぜ、こんなに早く決断できるのかそれは、誰もが結婚したいと思い、そのために活動しているからなのです。通常の恋愛結婚では、まずは交際を楽しみ、結婚もいいかなと徐々にシフトしていきます。結婚もいいなとどちらかが思っても、相手がまだ遊びたいという姿勢なら結婚には至りません。また、相手の年収や資産など、聞いておきたいけれど聞きづらいポイントが明確でないため結婚は考えにくいなどの意見も。こうして長い春を満喫しているうちに、心変わりやマンネリで交際が消滅してしまうパターンもよく見られます。ですが、お見合いはすでに結婚することを念頭において活動しており、相手の勤め先や家族構成・年収など聞きづらい部分はすべて把握している状態です。つまり、お相手と気が合いそうならそれで準備は整ったも同然なのです。そのため、3ヶ月から半年で決断が可能となる、という仕組みがあります。
いつどんなことを行うのか
デートは平均15回ですが、いつどんなことをするのか大体の目安をみていきましょう。
1〜3回交際開始
まずはお見合いで聞けなかったことを聞いてみたり、どうして交際をOKしてくれたのかなど、軽く話すことから始めましょう。このあたりはランチやお茶など2~3時間で解散する短時間のデートがおすすめです。
3〜5回信頼度を上げる
何度かデートすることでお互いを知り、気持ちも徐々に高まってきた頃でしょう。映画や半日ほどの遠出などデートの時間も伸ばし、お互いに慣れていく時間です。週末や仕事帰りなど、あまり時間をあけず、どんどんデートを重ねていき、この先一緒に歩んでいける相手なのかを見極めていきます。
5〜7回気持ちの確認
徐々にデートの時間も長くなり、一日一緒にいても疲れることなく自然に過ごせるようになったら、自分の気持を整理していきましょう。また、自分だけでなくお相手にも今後について聞いてみるなど、意思を表示しつつ相手の気持ちも確認していきます。
7〜10回家族に紹介
当事者の気持が結婚に向かっているなら、お互いの両親に紹介しましょう。宣言することで自覚もでて、さらに結婚への道が現実化していきます。
10〜14回恋人らしいデートを
手をつないでデートをしたりと、ふれあいのあるデートをしていく時期です。交際中は禁止事項もありますので、その点には注意しつつ、お互いの距離を縮めていきましょう。
デート15回プロポーズ
もちろん、もっと早くてもOKですが、多くのカップルはこの辺りでプロポーズをしています。家族の祝福を受け、お互いのことをほぼ理解した上で、堅実に人生を歩むパートナーに打診しましょう。これまで結婚に向けて行動しており、相手も分かっているはずとタカをくくらず、相手の喜ぶようなシチュエーションの中でのプロポーズがおすすめです。その時の言葉を悩んでいる方も多いですが、シンプルに「私と結婚してください」と伝えればOK。あまりひねった表現だと、お相手がプロポーズと気がつかないこともあるので注意が必要です。
プロポースを決断する瞬間とは
とはいえ、どんな時にプロポーズを決意するのか気になりますね。そこで、先輩がプロポーズを決意した瞬間についてみていきましょう。
- お相手が自分の両親と仲良く話している姿をみた時
- 一緒にいると自然体でいられることに気がついた
- もっと一緒にいたくてデートが終わる時間がくるのがイヤだった
- デートにお弁当作ってきてくれたのを食べて、ずっとこんなご飯が食べたいと思った
- 相手の前向きな姿勢につられて自分も変わったような気がしたから
- 相手を誰にも取られたくないと思ったから
- 彼女からプロポーズを受けた
- 彼女の花嫁姿をみた時に心が決まった
たくさんの意見がありますが、一緒にいる未来がみえた時という意見が多いように見受けられます。もし、交際中にプロポーズするか迷ったらお相手との未来が描けるかどうか試してみるといいかもしれませんね。
お見合い結婚の離婚率は驚きの
短期に結婚を決めることで後で後悔することはないのという疑問の声もよく聞かれます。最近は恋愛結婚での離婚率が高まっており全体の40ほど、3組に1組以上は離婚してしまう計算となります。ですが、お見合い結婚ではおよそ10。恋愛のように盛り上がりは少ないかもしれませんが、お見合いにはその分相手との相性を冷静に分析できるというメリットがあります。
結婚相談所で婚活を成功させるコツ
コツはお相手にも自分の心にも誠実に向き合うことではないと思います。恋愛でもお見合いでも、同じことがいえると思いますが、一歩一歩着実に積み上げ、お互いの気持を思いやり進めていくのが一番の近道となるでしょう。